◆2025年6月20日(金) 第2587回例会
「事実は一つ、解釈は無数」。
これは、この日の会長の時間で日野会長が自らの半生を振り返りながら発した一言です。ひとたび起こってしまったことは今更どうしようもないが、そこで悲嘆に暮れて絶望するのか、或いは意を決して立ち上がるのかによって、その後の展開はいかようにも変わるという大変示唆に富んだ言葉です。「過去と他人は変えられない、変えることができるのは自分と未来だけ」であり、それを決めるのは「事実は一つでも、解釈は無数にある」という考え方です。今年度、日野会長がクラブテーマを「傾聴・共感・協同」とした背景には、この選択理論がベースにあります。それぞれの会員で考え方に違いはあるものの、組織の和を強固にしていくためにはまず自分とは違う物のとらえ方、価値観に耳を傾け承認すること、共に同じ方向を向いて行動するという気持ちを持つことが何より大切であるという訓話でした。「何かいい考えはない?おっ、それいいね!一緒にやってみようよ!!失敗したらまた別の方法を考えたらいいじゃないか」。会長の言葉を胸に、今後も協調・協働の精神で歩みを進めたいと思います。